ユース

※掲載は五十音順です。随時更新します!


中村 綺羽(熊本YWCA Cosmopolitan委員)

 

 高校の時に所属していた部活動がきっかけで、熊本YWCAと関わるようになりました。所属していた部活はYWCA・YMCAという名前で、熊本YWCAだけでなく、様々な団体の活動に参加する部活動でした。

 

 熊本YWCAの活動に参加するなかで、印象に残っているものが2つあります。1つ目は、私が部活動として初めて参加したリサイクルバザーです。今はぷれはぶCaféの2階で行ってますが、私が高校生の頃は月に一度、倉庫から商品を駐車場のところに出してバザーを行っていました。食器や家具、洋服だけでなく、コーヒーやお菓子なども販売しており、私はよくコーヒーを作る担当をしていました。お湯を注いでコーヒーを作るということをしたことがなく、とても楽しい活動でした。リサイクルバザーが終わった後は、会員の方からお菓子をいただいて一緒に会話をして交流をしていました。この雰囲気がとても心地よく印象に残っている活動の1つです。

 2つ目は、福島&熊本キッズ春のわくわくキャンプです。これまでに春キャンには2回、全日参加したことがありますが、どちらも印象に残るものでした。初めて参加したときは、たった4泊5日のキャンプですが、最終日には別れるのが悲しくなるほど子ども達と仲良くなったことが特に印象的でした。2回目の春キャンへの参加では、キャンプのテーマや場所を決めるなどの企画の段階から参加し、教会へ行って寄付を募ったり、キャンプのプログラム詳細を考えたりもしました。春キャンの準備期間から参加してみて、4泊5日のプログラムを考えるのには何ヶ月もの時間が必要なのだと実際に体験して驚きました。また、4泊5日のプログラム一つ一つのイメージをスタッフ全員が一致させることがとても大変であると感じました。春キャンに参加するたびに、私は新たな発見や学びを得ることができ、よりよいプログラムを作るためのスキルが身につくように感じます。今後も、このプログラムを通して、多くのことを学び、成長したいと思います!これからもよろしくお願いします。


堀 綾夏(熊本YWCA 副会長)

 

 私が熊本YWCAと出会って今年で3年目になります。他のボランティアに参加していた時に、YWCAの春の保養キャンプのファンドとしてタオルを販売されていた方に、キャンプについての話を聞いたことがきっかけでした。福島の原発問題のなかでも、特に「外で自由に遊ぶことができない子どもたち」に焦点を当てたこの活動に、とても興味を持ちました。そして、実際にこのキャンプに参加することで何か力になりたいと思いました。今では毎月の委員会や、カフェなどいろんな活動に参加するようになりましたが、中でもこの春のキャンプは自分にとって特別な活動です。

 初めてキャンプに参加した時は、純粋に子どもたちと一緒になって、キャンプを楽しむことができました。自然の中で思い切り体を動かし、遊ぶことは大人でも楽しく、また子どもたちの笑顔から、とてもパワーをもらえました。2年目からは、テーマ決めやキャンプのプログラム構成など、企画の段階から参加しました。キャンプの準備は時間がかかり、頭も使う大変な作業ですが、当日の子どもたちが楽しんでいる姿や、笑顔を見ると頑張ってよかったと思え、とてもやり甲斐のある活動だと感じています。

 今年の3月には実際に福島の被災地に行く機会を得ました。瓦礫が撤去され、更地となった町や、9年たった今でも高い線量が観測された雑木林など、実際に足を運んだからこそ感じ取れる思いや現実に、胸を締め付けられました。そして、安心して自然と触れ合える環境が身近にあること、今まで当たり前のように感じていたものが、当たり前ではないことに気付かされました。今年は新型コロナウイルスの影響で、キャンプを開催することが叶いませんでした。今まで以上に、当たり前にあった日常が、どれだけ幸せで貴重なものだったかを感じました。今は来年の春のキャンプに向けて少しずつ準備を始めています。このような状況だからこそ、人との交流・自然と触れ合うことを大切にしていきたいと思います。